闇より深き漆黒の魔法少女(中身オッサン)ブログ

脱法魔法少女が色々なモノを魔改造して行くBlog.

PCR検査や自己隔離、感染症は病気と共に差別と偏見との戦いである

2016年1月、とある疾病で愛知県立某病院に入院しました。
入院時検査の一つにレントゲン撮影があり、病室に戻るやいなやレントゲンの
読影ミスと言うか機器の故障で画像にノイズが入り、良く見ると肺だけでなく
全体にノイズが入っているのに「粟粒(ぞくりゅう)結核の疑いがある」という
トンデモ誤診を受け、入院は取り止めとなりN95マスクを装着させられ、
昔は結核療養所だった名古屋圏では最大級の感染症陰圧隔離病棟を有す
国立病院機構東名古屋病院呼吸器内科宛の紹介状を渡れ「今すぐ行け」と
追い出されました。ポカーン!ですよ。w

 

  【正常な胸部レントゲン画像例】   【ノイズ混じりの胸部レントゲン画像例】

正常な胸部レントゲン画像例
ノイズ混じりの胸部レントゲン画像例

 

時間は既に21時を過ぎており、そのまま帰宅すると「行ったか?」と確認電話
まで掛けて来るし。でも、追い出しさえすれば公共交通機関で移動させるんだ!?

翌朝、東名古屋病院に行くと『昨日電話をもらったが我々は「そちらの病院でも
確定診断はできるでしょう?それで陽性だったら紹介してくれ」と説明した。
それに夜間に突然来られても診察なんかできない。慌ててしまい、こうした無責任
なことをする病院は意外と多い。』のだと言う。

最初に「N95マスクは医療従事者用で患者用じゃない。前の病院でもらったの?
我々がN95マスクを着けているから外しなさい。」と指導される。
説明によれば本当の結核患者にN95マスクなんかを装着すると呼吸困難で死ぬと。
そして「粟粒結核は末期症状で貴方の様に歩いて来れる状態ではない。
SPO2(血中酸素濃度)も100だし、レントゲンがおかしい。」と、ほぼ誤診確定。
一応、念の為に検査だけは受けることになった。

結核は指定感染症たけど、陽性が確定するまでは隔離するわけも行かず自宅隔離。
とは言え1人暮らしなので食料品等の買い物は通常マスク着用で必要最低限の外出は
構わないのだ。このまま自宅隔離による治療もある様で、その場合は服薬の時間に
保健所から電話確認があるらしぃ。自分の場合は検査結果待ちなので保健所の介入
はなく、全ての検査結果が出るまで約20日、自宅隔離となりました。
(極めて陰性なんだけどね!)

最終的な検査結果は、BCG接種を受けている日本人に於いてツベルクリン反応は
疑陽性を示してしまい、あまり意味がないとされていますが、1回目は陰性、
2回目は弱い陽性、3回目は陰性とBCG接種の効果が切れていると思われる結果に。
併せてPCR法とIGRA法、繁殖が遅く培養に時間がかかる培養法ともに陰性。
喀痰(かくたん)検査も原則3回行うこととなっており、結局のところ各種検査の
感度と特異度はこの程度なのだと思われます。細菌でこれなのだからウィルスに
対してはどうなんだろね? こうして無事疑いははれたわけだけど、
まぁ色々とヒドイ目に遭いました。

2020年4月25日現在、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言下にある日本
では医療従事者に対する差別が問題になっている。勿論、差別は絶対にダメだ!
が、自分の体験や患者の受入拒否など感染の疑いがある患者をタライ回しにする
医療機関はどうなんだ?とも思う。←結構、頭に来ている。w

 

【喀痰検査採取用試験管】 痰(たん)なんて出せと言われて出せるものじゃない

喀痰検査採取用試験管


【喀痰検査の説明】 受付なんかスッ飛ばし直接来いと

喀痰検査説明文

【喀痰検査予約票】 同じこと書かれていますね

予約票

 

【参考】 国立病院機構東名古屋病院 西6階病棟
https://higashinagoya.hosp.go.jp/about/west-sixthfloor.html

 


3月下旬、かかりつけ医から「名古屋第二赤十字病院が受入停止になってしまい
困っている」と聞いた。一体、何が起きていたのかを調べると院内感染の様だ。
第1報によれば「新型コロナウィルス感染患者が発生したが、濃厚接触者は全員
PCR検査で陰性。念の為、担当看護師を自宅待機とした。」とある。
ところが第2報で「自宅待機中の看護師が体調不良を訴えPCR検査で陽性」だ。
最初の患者は4人部屋にいたらしく、最終的に同室の患者全員がPCR検査3回目で
ようやく陽性となっている。名古屋第二赤十字病院は自分も入院経験があるが、
同室患者でもカーテンで仕切られており顔を合わせることはほぼない。
患者ごとに担当看護師が付くので看護師が媒介したとも思えない。
まぁ、食事の運搬等は担当に関わらず手の空いている看護師が持って来るが…。
トイレは車椅子対応は非接触赤外線方式、それ以外は取手付きの引き戸だ。
今回の4人が同室患者とは限らないが、接触感染なら他にも感染するだろう?
そしてPCR検査の信頼性も分かると思う。3回目でようやく陽性ですよ、奥さん。

 

【名古屋第二赤十字病院 新型コロナウイルス感染症の対応について
https://www.nagoya2.jrc.or.jp/shingatakoronauirusukansensyounotaiounituite/

Internet Archive版】 2020年4月26日時点
https://web.archive.org/web/20200425151953/https://www.nagoya2.jrc.or.jp/shingatakoronauirusukansensyounotaiounituite/